レジ比較

レジスターといってもPOSレジやオーダーエントリーシステムなど様々な形態があります

	レジスター	POSレジスター	オーダリング機能搭載 POSレジスター
特　徴	安価でコンパクト。安いものはホームセンターなどで購入可能。売上登録と部門管理ができる。	タッチパネル型。画面に商品や値引きボタンが用意されており、単品管理ができるレジ。	飲食店向けにオーダーエントリー機能が連動したタイプ。注文をキッチンのプリンタに印刷し調理指示。注文情報を呼び出し会計するので会計が迅速にできる。
対応業態	商品アイテムが少ない店舗（アイテム数が10品以下の専門店）1会計の商品数が少なく、商品コード（PLU）を手入力で会計できる店舗	カフェ・食堂・ラーメン店など幅広い業態に対応。前払い・カフェテリア形式の店舗も対応	ファミリーレストランなどの商品数が多く、セット品やセレクトなどが複雑な店舗。また居酒屋・焼肉屋・焼き鳥屋のような、追加注文が複数発生する店舗。
メリット	価格が安い。機能が少ない分、事前設定も少ないので、すぐに使い始めることができる。	タッチパネル画面上に必要なキーを作ることができるので、不慣れなスタッフでも間違いなく運用できる。単品がいつ売れたというデータを蓄積できるので、売上管理や原価・客層分析などができる。	ホールの運用が楽になるため、ホールスタッフの人件費削減に貢献する。レジでの会計もオーダーエントリーから呼び出すだけなので、会計でのお待たせがなくなる。
デメリット	できることが少ない。消費税の変更の際には、新しい機種に買い替えが必要な場合もある。	できることが多い分、事前の設定や登録作業にある程度時間がとられる。業者によってはやってくれるところもあるが、作業料金として請求され、金額負担が大きくなる。	店舗のネットワーク工事など、システムとして事前準備しなければならない。また障害発生時には、注文間違いや注文を受け付けられなくなり、お店の運用に多大な影響を及ぼしてしまう。

POS選びのフローチャート

まずは自店の形態にあったレジはどれか、確認してみましょう。

各タイプのレジについての詳細

レジスター／POSレジスター
お会計時にレジ入力して金銭授受を行う方式になります。
安価なものだと、エアレジ、ユビレジ、スマレジなどiPadを使ったレジがあります。従来型のPOS専用機の場合は、導入費用まで考えると５０万円前後の予算が必要です。
POSレジに、お客様用金額表示機、自動釣銭機、スリッププリンタなどを追加でつけたい場合には、iPad型のレジでは対応ができません。

オーダリング機能搭載POSレジスター
レジにてお会計と注文登録ができるタイプになります。
お会計のタイミングで厨房に設置したモニターに注文表示したり、サーマルプリンタに印字するタイプになります。
一般的にはファストフード専用POS＋オーダリングシステムという構成になります。カウンターに配置するレジの台数や、厨房に置く機器台数によって大きく価格が変動します。

POSレジ+ハンディ（OES)
ハンディにて注文をとり、厨房のキッチンプリンタにオーダー内容を送信するタイプです。
注文情報が記録されているのでお会計時には、注文の記録を呼び出してお会計します。
POSレジとオーダーサーバが一体のものや、POSレジとオーダーサーバが別メーカーのものなど組み合わせが色々あります。接続する機器が多く、有線接続・無線接続が混在するので障害対応を考えると同一メーカーから提供されるものが安心です。
安価なタイプだと、iPadのPOSレジとiPodのハンディなどで提供されています。
また、従来からある専用POSレジ、専用ハンディは頑丈です。しかしながら、機器費用が高額となりなかなか導入できない場合があります。

POSシステムを選ぶ際のチェックポイント

1.自店にあったレジシステムの形態を見極める

• ハンディがあれば便利ですが、本当に必要でしょうか？人件費削減との兼ね合いで導入を検討すべきです。
• 売上管理はどのタイプのレジでもできますが、原価・客単価を管理するとなると、機能を見極める必要がでてきます。
• 近年のPOSレジは、中身がパソコンになりました。そのため一定周期で買い替えが必要となります。ずっと使えるわけではありません。

2.導入に際し、準備してもらえる点・自分で準備しないといけない点を明確にする

• インターネット回線や店舗内のLAN配線、電源の確保はお店で準備しなければならないことが多いです。
• 最近はやりのタブレットレジや無料レジの場合は、周辺機器（レシートプリンタやキャッシュドロワ、無線機器）をお店で購入し、お店で接続する必要があります。
• 初期設定（メニューの登録、レシートロゴの設定など）はどこまでやってもらえるのかを確認しておかないと、すぐに使い始めることができません。

3.保守・運用についてのイメージをしっかり確認する

• 保守のサポートは必要かどうか、必要ならお店の営業時間に問合せて回答してもらえるのかどうか、各社によってサービス内容が異なります。重要な確認事項です。
• 機器保守のないサービスは、機器を修理している間の運用を考えておく必要があります。メーカー保証があっても、修理期間中の予備機を貸してくれるわけではありません。
• オンサイト保守があるサービスの場合、安心ですが月額の固定費が負担になります。５年間の保守総額も意識して検討することが必要です。

4.弊社POS機能一覧と他社比較